女性特有の癌には、乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなどがあり、それぞれ初期症状が異なります。これらの癌は、早期発見・早期治療が非常に重要であるため、自身の体の変化に敏感になり、定期的な検診を受けることが大切です。まず、乳がんは、日本人女性が最もかかる癌の一つです。初期症状として最も多いのは「しこり」です。入浴時や着替えの際に、乳房や脇の下にこれまでにないしこりを感じたら、注意が必要です。しこりは痛みを伴わないことが多く、自己触診で発見されることも少なくありません。その他、乳房の皮膚にえくぼのような凹みができる(皮膚のひきつれ)、乳頭がただれる、乳頭から異常な分泌物が出る、左右の乳房の形や大きさに明らかな変化があるなどの症状も注意すべきサインです。これらの症状が一つでも見られたら、ためらわずに乳腺外科を受診しましょう。次に、子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な原因となる癌です。初期にはほとんど症状がありませんが、進行すると「不正出血」が現れることがあります。性交後や月経期間外の出血、排尿時や排便時の出血などがこれに該当します。おりものの異常(量が増える、色が濃くなる、悪臭がする)もサインとなることがあります。定期的な子宮頸がん検診(細胞診)が、早期発見には最も有効です。子宮体がんの主な症状も「不正出血」です。特に閉経後の不正出血は、子宮体がんの可能性が高いとされており、すぐに婦人科を受診すべきです。月経不順や月経量の増加として現れることもあります。卵巣がんは、「サイレントキラー」とも呼ばれ、初期には自覚症状がほとんどありません。お腹の張り、下腹部の違和感、食欲不振、頻尿などが現れることがありますが、これらは他の病気でもよく見られる症状であるため、見過ごされがちです。しかし、これらの症状が続く場合は注意が必要です。女性特有の癌は、早期発見が非常に重要であるため、自己チェックと定期的な検診を組み合わせることで、リスクを低減し、健康を守ることに繋がります。
女性特有の癌の初期症状